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2012.08.12更新

7月30日に、大阪地裁で、発達障害を持つ被告人が姉を刺殺した事件で、十分に反省していない、このまま社会に復帰すれば再犯が心配、許される限り長期間刑務所に収容することが社会秩序の維持につながるとして、検察官の求刑を上回る懲役20年の判決がなされました。
日弁連や京都弁護士会、精神医学会など関連団体からも、問題があるとする意見表明がなされています。そのとおりであり、やはりおかしい判決だと思います。

裁判員裁判は、職業裁判官や法曹関係者だけで判断するのではなく、社会常識を反映させるという目的で設けられたものでした。
このような判断が、まさに、社会常識を映したものだというのでしょうか。多くの人たちはこの判決のように考えているのでしょうか。
裁判員裁判の恐ろしい一面でしょう。

他方、裁判員裁判ではなく、職業裁判官による裁判であれば、まさか、このようなことまで述べる判決にはなっていなかったのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
評議の際、裁判官はどうしていたんでしょう。
気になります。


投稿者: 田中茂法律事務所